イギリスへペットと引っ越した話③ケージ(クレート、ケンネル)の選定

渡英

ペットとのイギリス渡航中に散々頭を悩ませられたケージについても書いておかなくては…

飛行機でペットを預け荷物にする際、避けて通れないのがケージ問題です…これがもう規定が厳しく…
ペットがゆったりリラックスして入れるサイズでない場合は、チェックインカウンターの方のさじ加減では乗車拒否もあるらしいのです。

私達が購入したケージ

先に私達が実際に購入したものをご紹介しますね。

ペットケンネル・ファーストクラス(L90)

購入してすぐ試してみた際の写真。でかい!

引っ越しが終わった今でも、夜に寝るときに使ってるくらいには大きくて快適なおうちになりました!

航空会社の規定

航空会社によって規定が定められていますが、基本的にはIATA(国際輸送協会)の基準に準拠したもの、としている航空会社が多いようです。

私はKLMを利用したのですが、事前にペットの予約をする際に下記のようなチェックリストとこちらのページへのリンクを案内されました。

KLMの規定

どんなことが書いてあるかと言うと

  • ペットがケージ内で立った際に天井に当たらないこと、楽に向きを変えられること、快適に寝そべられること
  • ブランケットや新聞紙など吸収性のあるものを入れてあること
  • 餌入れと水入れを取り付けてあること(私たちは水入れのみにしました)

基本的には信頼出来る会社の「IATA準拠」と書かれているケージから、ペットのサイズに合ったものを選べば大丈夫そうです。

ちなみに、「Live Animal」や「Arrow Up」等のステッカーはKLMのカウンターで提供してもらえました。
うちは、ホームセンターでラベルシールを買って手書きでペットの名前と連絡先だけ書きました。

国内移動の際にANAで預けたときの様子

適切なサイズ

IATAの基準だと、適切なサイズは下記のようになっています。

IATAのサイズ規定

ケージの高さ(内寸)
ペットの足先から頭のてっぺんまでより高く
(耳が立っているタイプのペットは耳も含める)

ケージの幅(内寸)
ペットの横幅の2倍より広く

ケージの奥行き(内寸)
ペットの鼻先からお尻まで+ペットの足の長さの半分 より広く

うちの子の理想サイズ

横幅34cm x 高さ60cm x 奥行き76.5cm

ケージ(内寸): 横幅54cm x 高さ65cm x 奥行き84cm

うちの子は柴犬なので…耳は立っているし、細長いしで体重に見合わないくらいのサイズ感になりました…

入れられそうな大きさのケージをひとつひとつ並べて比較してました

正直、それなりに広ければ多少規定以下でも大丈夫じゃないか?とも思いました。

ケージが大きければ大きくなるほど値段も高くなるし、移動も大変にはなるのですが…ただ、万が一で乗車拒否されるかもという心配もしたくないですし、何より長旅になので快適に移動してもらいたかったので、移動に苦労はするけど快適に移動してもらえるものを選びました。

あとは私は最終的に一人での移動になるので、キャスターつきのものにしたかったのでかなり選択肢は少なかったです。
(ちなみにキャスターつきはNGかと思ったら、全然大丈夫でそのまま預けられました)

私達は途中、他の飛行機やレンタカーなども利用しないといけなかったので、その規定サイズも考慮しています。

マットレス

購入したケージの底は凹凸がありましたし、長時間硬い床に座らせるのはかわいそうかなと思い、専用のマットレスを購入しました。

ケージが大きすぎてちょうどいいサイズのものがないので、ぴったりの寸法でサイズオーダーをしました。
人間用のマットレスにも使われているというこちら、買ってすぐ自分も寝そべってみましたがかなり快適でした!(笑)

ブレスエアー ペット用マット

かなり気に入った様子

実際に持ち運んでみての感想

大きすぎるケージを一人で運ぶの、本当に大丈夫か…と不安でケージ選びも何日もかけましたが、ずっとキャスターをつけたままで大丈夫だったので、思っていたよりも大丈夫でした!
長時間の徒歩移動を想定されて作られてはいないので、スキポール空港で水分を探して歩き回ったときには汗だくになりましたが…。

あとは、かなり快適にしたおかげか「これは自分の家(ベッド)だ」とわんこが認識してくれたようで、道中一度も粗相も何もなく綺麗に使ってくれたので、終わってみた今は大満足です。

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